麻布今井三谷町(読み)あざぶいまいさんやちよう

日本歴史地名大系 「麻布今井三谷町」の解説

麻布今井三谷町
あざぶいまいさんやちよう

[現在地名]港区六本木ろつぽんぎ一丁目

麻布谷あざぶたに町の東方にある町屋。承応三年(一六五四)の江戸城外郭建築で移転した今井村集落の一。移転地の付近に南谷中谷北谷があり三谷(「再訂江戸惣鹿子新増大全」では三ッ谷とも)町と唱えたという。東・南・西の各側は先手組屋敷と本丸玄関番堀江氏年貢地抱屋敷、北は武蔵川越藩松平(越前)家借地と明福みようふく寺。

正徳三年(一七一三)町方支配となる。文政一〇年(一八二七)当時町内は道路で四ヵ所に分れていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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