麻生義輝(読み)アソウ ヨシテル

20世紀日本人名事典 「麻生義輝」の解説

麻生 義輝
アソウ ヨシテル

昭和期の美学・哲学史研究家 帝国音楽学校教授



生年
明治34(1901)年7月10日

没年
昭和13(1938)年10月11日

出生地
大分県

別名
筆名=麻生 義(アソウ ギ)

学歴〔年〕
東京帝大文学部美学科卒

経歴
東京帝大在学中から「文芸批評」「文芸解放」などで、麻生義の筆名でアナーキズム芸術理論家として活躍し、大正14年「文学の創生記」「美学大意」を刊行、15年には「無産階級芸術論」を刊行した。また昭和5年にはゲオルゲ・グロスの「芸術の危機」を翻訳刊行。以後帝国音楽学校教授を経て「西周哲学著作集」を編んだ。その他の著書に「楽記講義」「近世日本哲学史」「美のある生活」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「麻生義輝」の解説

麻生義輝 あそう-よしてる

1901-1938 昭和時代前期の美学者,哲学史家。
明治34年7月10日生まれ。昭和2年文芸解放社の結成に参加し,アナーキストとして活躍。5年帝国音楽学校,7年帝国美術学校の教授となる。「西周(にし-あまね)哲学著作集」の編集にあたった。昭和13年10月11日死去。38歳。大分県出身。東京帝大卒。筆名は麻生義。著作に「近世日本哲学史」,訳書クロポトキン「近代国家論」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「麻生義輝」の解説

麻生 義輝 (あそう よしてる)

生年月日:1901年7月10日
昭和時代の美学者;日本哲学史家;アナーキスト
1938年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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