麻薬委員会(読み)まやくいいんかい(その他表記)Commission on Narcotic Drugs

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「麻薬委員会」の意味・わかりやすい解説

麻薬委員会
まやくいいんかい
Commission on Narcotic Drugs

1946年国連の経済社会理事会に属する機能委員会として発足国際連盟麻薬統制事業を継承した委員会。麻薬に関する単一条約 (1964発効) ,向精神剤に関する条約 (76発効) ,麻薬・向精神剤の不正取引防止に関する国連条約 (90発効) その他について審議し勧告を行う。国連総会は,90年2月に麻薬に関する特別会期を開催し,「国連麻薬乱用撲滅の 10年」 (1991~2000) を宣言した。これにより国連麻薬部 (麻薬委員会の事務局) ,国連麻薬統制委員会 (専門家で構成され 1968年発足) 事務局,国連薬物乱用統制基金 (71年に設置) の3機関は 91年3月に統合され,国連薬物統制計画 UNDCPとなって,麻薬委員会に活動報告を行うことになった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む