黄昏れる(読み)タソガレル

デジタル大辞泉 「黄昏れる」の意味・読み・例文・類語

たそが・れる【黄昏れる】

[動ラ下一][文]たそが・る[ラ下二]名詞たそがれ」の動詞化
日が暮れて薄暗くなる。「空が―・れる」
盛りを過ぎて衰える。「―・れて生気のない人」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「黄昏れる」の意味・読み・例文・類語

たそが・れる【黄昏】

  1. 〘 自動詞 ラ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]たそが・る 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙 ( 名詞「たそがれ」を動詞化したもの ) 夕暮となる。暮方になる。また、比喩的に、盛りが過ぎて衰える。
    1. [初出の実例]「蚓の音さへ耳に腹だつ〈才丸〉 月の秋うらみはこべの且夕(タソカレ)て〈揚水〉」(出典:俳諧・俳諧次韻(1681))
    2. 「はや黄昏(タソガレ)て、田甫(たんぼ)には耕作する人もなく」(出典:人情本・英対暖語(1838)五)

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