色名がわかる辞典 「黄檗色」の解説 きはだいろ【黄檗色】 色名の一つ。黄蘗色とも書く。JISの色彩規格では「明るい黄緑」としている。一般に、ミカン科キハダの樹皮で染めた鮮やかな黄色をさす。刈安かりやす色とならんで黄色い染色の代表的な伝統色名。強い殺菌作用をもっており、紙をキハダで染めると虫に食われないとされる。また、キハダは黄柏おうばくともいい、細菌性の下痢などに効く生薬しょうやくとしても用いられる。 出典 講談社色名がわかる辞典について 情報