黄粱の夢(読み)こうりょうのゆめ

精選版 日本国語大辞典 「黄粱の夢」の意味・読み・例文・類語

こうりょう【黄粱】 =の 夢(ゆめ)[=一炊(いっすい)の 夢(ゆめ)

  1. ( 「枕中記」の故事で、粟飯(あわめし)をたきあげるほどの短い間にみた盧生の夢の意 ) 人間富貴功名が、きわめてはかなく短いことのたとえ。→一炊の夢
    1. [初出の実例]「今朝借路邯鄲客、不是黄粱夢裏人」(出典:岷峨集(1313‐28頃)下・過邯鄲)
    2. [その他の文献]〔李俊民‐送郡侯段正卿北行詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む