黄身時雨(読み)キミシグレ

関連語 しんこ 名詞

精選版 日本国語大辞典 「黄身時雨」の意味・読み・例文・類語

きみ‐しぐれ【黄身時雨】

  1. 〘 名詞 〙 生菓子の一種白餡(しろあん)に卵黄と砂糖を混ぜてねり、みじん粉を加えて形に作り、蒸したもの。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の黄身時雨の言及

【和菓子】より

…餅の表面にみつ煮のアズキをつけた鹿の子餅から変化したもので,宝暦・明和(1751‐72)ころの江戸では当時道化役者として知られた嵐音八が日本橋人形町の家でこの鹿の子餅を売り,からくり人形に竹の皮包みにしたものを店先の客の前まで運ばせるなどして評判であった。時雨はあん玉をしんにして,その周りにみじん粉などを加えてそぼろにしたこしあんをつけて蒸したもの,黄身(きみ)時雨は着色した白あんにみじん粉や卵黄を加えたものであん玉を包み,蒸したものである。(6)半生菓子 生菓子と干菓子の中間にあるもので,適度の軟らかさと日もちのよさを合わせもっている。…

※「黄身時雨」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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