黒塚(くろづか)古墳(読み)くろづかこふん

知恵蔵の解説

初期大和政権発祥の地の奈良県天理市柳本町にあり、1998年に最多の33面の三角縁神獣鏡と、画文帯神獣鏡1面の副葬が判明した、3世紀後半〜4世紀前半築造の前方後円墳(全長130m)。三角縁神獣鏡は、それまで最多の京都府の椿井大塚山古墳の鏡と10面が同じ鋳型による「兄弟鏡」で、西日本を中心に15府県から出土の39面の鏡との兄弟関係も判明した。邪馬台国畿内説にとっては有利な資料だが、反論もあり、論議再燃は必至。

(天野幸弘 朝日新聞記者 / 今井邦彦 朝日新聞記者 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

ノーブレスオブリージュ

《「ノブレスオブリージュ」とも》身分の高い者はそれに応じて果たさねばならぬ社会的責任と義務があるという、欧米社会における基本的な道徳観。もとはフランスのことわざで「貴族たるもの、身分にふさわしい振る舞...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android