黒極上上吉(読み)くろごくじょうじょうきち

精選版 日本国語大辞典 「黒極上上吉」の意味・読み・例文・類語

くろごく‐じょうじょうきち‥ジャウジャウキチ【黒極上上吉】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 役者評判記位付一つ。吉を黒字で書いた極上上吉で、「無類」に次ぐもの。くろきち。くろのじょうじょうきち。
    1. [初出の実例]「やつし色事師には、天児屋命、敵役には太玉命、わけても其頃名も高き黒極上々吉」(出典:談義本・根無草(1763‐69)前)
  3. 最高のもの。とびきり。極上
    1. [初出の実例]「黒極上々吉飛切の芽出度き御代こそ有難き」(出典:黄表紙・孔子縞于時藍染(1789)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android