黒潮大冷水塊(読み)くろしおだいれいすいかい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「黒潮大冷水塊」の意味・わかりやすい解説

黒潮大冷水塊
くろしおだいれいすいかい

紀州沖冷水塊,遠州灘沖冷水塊などともいう。紀伊半島沖から遠州灘沖にかけて沖合い 300~400kmまでの広範囲に生じる低温水塊のこと。黒潮大蛇行 (黒潮異変) に伴って必ず出現する。冷水塊は円または長円に近い形をしていることが多く,その半径は 200kmに達することもある。この大冷水塊は反時計回りに循環しており,3000mの深さでも,その循環が認められている。その発生機構については伊豆海嶺の存在,海岸線の形,黒潮の流量の多少によるとするものなどあるが,定説はない。

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