黒田城跡
くろだじようあと
[現在地名]上越市黒田
別名を灰塚城ともいい、黒田集落西方、南葉山系黒田山の独立山塊に築かれた標高二八三メートルの山城。山頂からの展望がきわめてよく、高田平野・春日山城が一望できる。戦国時代、春日山城と鮫ヶ尾城(現新井市)を中継する信濃方面の警備の城としての役割を果した。山頂の中心郭は東西二三メートル・南北一五メートルである。ここの西・北側に土塁が残り、南東下方に袖郭が巻いている。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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