日本歴史地名大系 「黒田長山古墳群」の解説 黒田長山古墳群くろだながやまこふんぐん 滋賀県:伊香郡余呉町坂口村黒田長山古墳群[現在地名]余呉町坂口 長山大岩(おおいわ)山と大箕(おおみ)山に挟まれた谷筋の東側の尾根に位置する、古墳時代中期後半の古墳群。直径八―一七メートルの円墳二〇基からなる。五世紀後半から末にかけての短期間に築造された。このうち最大の四号墳は直径一六・四―一七メートル、高さ二・二五―三・三メートルで墳丘に葺石をしている。木棺直葬の二つの埋葬施設が南北に並ぶ。副葬品は横矧板鋲留式の短甲・鉄剣・鉄刀・鉄鏃、ほかに北側の棺には鉄斧が埋納されていた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by