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黒絵式陶器 くろえしきとうき

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百科事典マイペディアの解説

黒絵式陶器【くろえしきとうき】

古代ギリシアの陶器。〈黒像式〉とも言う。前6世紀後半,アテナイを中心として発展した様式で,赤褐色地の上の黒の部分の内部の線を鋭利な道具で掻き落として図像を描く。

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世界大百科事典内の黒絵式陶器の言及

【アルカイク美術】より

…これがいわゆる〈東方化様式〉であり,プロト・コリント式陶器(前730‐前625)とプロト・アッティカ式陶器(前720‐前610)はその代表的なものである。その後,陶器装飾の主題は文様から神話伝説的内容に変わり,前560‐前530年ころアテネを中心に黒絵式陶器の最盛期を迎えた。アマシスの画家やリュドス,エクセキアスがすぐれた作品を作ったのはこの時代である。…

【ギリシア美術】より

…これらは先の幾何学様式に比べて全般に器形が小さくなり,一方,東方的なモティーフの動・植物の表現は著しく優美となる。第3期は前6世紀よりその世紀の末にいたるアッティカ黒絵式陶器の誕生で,ここに初めて太古の神話伝説をモティーフとした人物が装飾の主役となった。この世紀の後半アマシスの画家やエクセキアスらの優れた陶画家が活躍し,黒絵式陶器はアテナイを中心に著しい発達をみた。…

【陶磁器】より

…これより約1世紀を経てギリシアでは,オリエントとの接触により動物や植物をモティーフとした東方化様式の陶器が,コリントスを中心に製作された。次いで前6世紀に入りアテナイを中心に,図像を黒くシルエット風に描いた黒絵式陶器が焼かれ,エクセキアスやネアルコスらが健筆を振るうことによってアッティカ黒絵式陶器が高い芸術性を示した。エクセキアスが活躍した前530年ころ,同じアテナイの〈アンドキデスの画家〉は,それまでの黒絵式とはまったく逆の赤絵式陶器の技法を発明し,彼に続くエウフロニオスやドゥリス,クレオフラデスらの陶画家が出るに及んで,ギリシアの赤絵式陶器は史上まれにみる発展を示した。…

※「黒絵式陶器」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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