黒鉛減速炉(読み)コクエンゲンソクロ

共同通信ニュース用語解説 「黒鉛減速炉」の解説

黒鉛減速炉

原子炉うち、核分裂後に放出される中性子速度を下げる減速材黒鉛を用いる型。減速材に水を使う軽水炉より古いタイプだが、核兵器原料となるプルトニウムを大量に抽出できる特徴がある。北朝鮮は1986年に実験用として北西部寧辺ニョンビョン稼働開始。過去6回実施した核実験のうち、最初の2回はここで抽出したプルトニウムを使用したとみられている。

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