黒頭公(読み)コクトウコウ

デジタル大辞泉 「黒頭公」の意味・読み・例文・類語

こくとう‐こう【黒頭公】

昔、中国で年若くして三公、すなわち太保太傅たいふ太師の位に上る人。
《頭が黒いところから》のこと。

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精選版 日本国語大辞典 「黒頭公」の意味・読み・例文・類語

こくとう‐こう【黒頭公】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 「黒頭」は少壮の意 ) 年が若くて三公の位に上る者。
    1. [初出の実例]「黒頭公は、年よらぬ前に三公にならんぞ」(出典:寛永刊本蒙求抄(1529頃)一)
    2. [その他の文献]〔晉書‐諸葛恢伝〕
  3. ( 黒い頭の意から ) 筆をいう。
    1. [初出の実例]「筆はかしらがくろいぞ。すみをぬるほどに筆を黒頭公と云ぞ」(出典:玉塵抄(1563)三)

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