鼠戸(読み)ネズミド

デジタル大辞泉 「鼠戸」の意味・読み・例文・類語

ねずみ‐ど【×鼠戸】

鼠木戸ねずみきど1」に同じ。
鼠木戸2」に同じ。
「―の口もふさがりて、入るべき方もなし」〈太平記・二七〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鼠戸」の意味・読み・例文・類語

ねずみ‐ど【鼠戸】

  1. 〘 名詞 〙 ( 鼠の出入りする穴のように小さい戸の意 )
  2. 木戸や門のとびらなどに設ける小さなくぐり戸。ねずみきど。
    1. [初出の実例]「正面一ケ間拵隔之、鼠戸以下、建立之」(出典醍醐寺新要録(1620))
  3. 催し物や興行などで、入り口に設けた観客を入れる小さなくぐり戸。ねずみきど。
    1. [初出の実例]「早中門の口打程に成ぬれば、鼠戸(ネズミト)の口も塞りて入るべき方もなし」(出典:太平記(14C後)二七)

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