家庭医学館 「鼻のかみ方」の解説
はなのかみかた【鼻のかみ方】
ですから、抵抗なく空気が吹き出されるのがよく、のどの圧力が急に上がって耳に響くのは困ります。
鼻は片方ずつかみましょう。こうすれば、かんでいるほうの鼻を空気が通り抜け、かんでいない(押さえている)ほうの鼻は空気が通らないので、のどの圧力が急に上がることはありません。
子どもにまかせておくと、両方の鼻を一度にかもうとします。これでは、空気が吹き出せませんし、のどの圧力が上がって、のどと鼻をつなぐ管(耳管(じかん))を通って鼻汁が中耳(ちゅうじ)にとどき、中耳炎になる恐れがあります。
「ハイ、片っぽうずつチーンとかみましょう」と教えて、1日数回かませるようにすれば、子どもの鼻炎はずいぶんよくなります。
また、急性中耳炎のあるときや耳が痛むときは、鼻はかまないほうが安全です。