鼻のかみ方(読み)はなのかみかた

家庭医学館 「鼻のかみ方」の解説

はなのかみかた【鼻のかみ方】

 鼻をかむときは、のどから鼻の後ろに息を回して、鼻(外鼻孔(がいびこう))から勢いよく空気といっしょに鼻汁(びじゅう)を吹き出すことになります。
 ですから、抵抗なく空気が吹き出されるのがよく、のどの圧力が急に上がって耳に響くのは困ります。
 鼻は片方ずつかみましょう。こうすれば、かんでいるほうの鼻を空気が通り抜け、かんでいない(押さえている)ほうの鼻は空気が通らないので、のどの圧力が急に上がることはありません。
 子どもにまかせておくと、両方の鼻を一度にかもうとします。これでは、空気が吹き出せませんし、のどの圧力が上がって、のどと鼻をつなぐ管(耳管じかん))を通って鼻汁が中耳(ちゅうじ)にとどき、中耳炎になる恐れがあります。
「ハイ、片っぽうずつチーンとかみましょう」と教えて、1日数回かませるようにすれば、子どもの鼻炎はずいぶんよくなります。
 また、急性中耳炎のあるときや耳が痛むときは、鼻はかまないほうが安全です。

出典 小学館家庭医学館について 情報

今日のキーワード

イチロー

[1973~ ]プロ野球選手。愛知の生まれ。本名、鈴木一朗。平成3年(1991)オリックスに入団。平成6年(1994)、当時のプロ野球新記録となる1シーズン210安打を放ち首位打者となる。平成13年(...

イチローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android