鼻白(読み)ハナジロ

デジタル大辞泉 「鼻白」の意味・読み・例文・類語

はな‐じろ【鼻白】

[名]
魚・鳥・獣などで、鼻の先が白いこと。また、そのもの。
ブリ幼魚
[形動ナリ]鼻白むさま。気後れするさま。
滝口小股をかいて、―に押しすゑたり」〈曽我・一〉

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精選版 日本国語大辞典 「鼻白」の意味・読み・例文・類語

はな‐じろ【鼻白】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 魚、鳥、獣などで鼻端の白いこと。また、そのもの。
  3. ブリの幼魚。特に二歳ごろの幼魚をいう。
  4. 鼻と鼻とを突き合わせること。出合いがしら。一説に、鼻白むこと。突然のことに気おくれすること。
    1. [初出の実例]「滝口が小股をかいて、はなじろにおしすゑたり」(出典:曾我物語(南北朝頃)一)

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