精選版 日本国語大辞典 「鼻端」の意味・読み・例文・類語 び‐たん【鼻端】 〘 名詞 〙 はなのはし。はなさき。[初出の実例]「昔郢人斲二鼻端(ヒタン)之泥一、運レ斤成レ風而不レ傷レ鼻」(出典:新撰類聚往来(1492‐1521頃)上)[その他の文献]〔荘子‐徐无鬼〕 はなっ‐ぱし【鼻端】 〘 名詞 〙① 鼻の先端の部分。鼻の頭。はなさき。はなづら。[初出の実例]「見当をつけて、鮭の鼻ッぱしをなぐりつけた」(出典:防雪林(1928)〈小林多喜二〉二)② 見かけだけの元気。張り合う気持。向こう意気。鼻柱。はなっぱり。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「鼻端」の読み・字形・画数・意味 【鼻端】びたん 鼻の先端。〔荘子、徐無鬼〕人(えいひと)、堊(あく)(漆)もて其の端を慢(ぬ)ること蠅(ようよく)の(ごと)くし、匠石をして之れを(けづ)らしむ。匠石、斤を(めぐ)らして風をし、聽(まか)せて之れをる。堊を盡せども、傷つかず。人、立ちて容を失はず。字通「鼻」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報