鼾をかく(読み)いびきをかく

精選版 日本国語大辞典 「鼾をかく」の意味・読み・例文・類語

いびき【鼾】 を かく

  1. いびきを発する。いびきを立てる。
    1. [初出の実例]「物具太刀刀枕に取散し高(たか)(イビキ)かきて寝入たり」(出典太平記(14C後)一)
  2. 駕籠舁(かごかき)酒代をねだるのを、客が鼾をかいて知らない振りをする。転じて、心付けを出さない意にいう。
    1. [初出の実例]「『其替り旦那は御如在ねえ』『其様事をいふと、鼾(イビキ)をかくぜ』」(出典:歌舞伎勧善懲悪覗機関村井長庵)(1862)三幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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