クトゥブミナール(英語表記)Qutb Minar

デジタル大辞泉 「クトゥブミナール」の意味・読み・例文・類語

クトゥブ‐ミナール(Qutb Minar)

インド北部の都市デリーにある、イスラム寺院クトゥブモスク尖塔。市街中心部より南約15キロメートルに位置する。13世紀初頭、奴隷王朝スルターン、クトゥブッディーン=アイバクにより建設され、14世紀の改築により、高さ72.5メートルの5層の塔になった。同国最古のイスラム建築として知られる。モスクの敷地内には、未完に終わったアラーイミナールの尖塔の巨大な基礎部分が残る。1993年、「デリーのクトゥブミナールとその建造物群」の名称で世界遺産(文化遺産)に登録された。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android