ジョン・モークリー(読み)じょんもーくりー

ASCII.jpデジタル用語辞典 「ジョン・モークリー」の解説

ジョン・モークリー

最初汎用コンピューターENIACの発案者。1907年生まれ。1925年、米ジョンズ・ホプキンス大学に入学し、1932年に物理学博士号を取得している。1941年、分子エネルギーの計算などを行っていたジョン・モークリー氏は、高度な計算を可能とする汎用コンピューター構想を温めていた。そのコンピューターの開発のために、米ペンシルバニア大学のムーア・スクールで開かれた電気工学講座に参加したジョン・モークリー氏は、ジョン・プレスパー・エッカート氏と出会い、汎用コンピューターの構想を確立していく。当時は第二次世界大戦の最中であり、陸軍の弾道研究所が弾道計算のために高速なコンピューターの開発を必要としていた。ジョン・モークリー氏の汎用コンピューターの構想を知った陸軍が支援することになり、1944年、汎用コンピューターENIACの開発プロジェクトが始まった。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android