タッター(英語表記)Thatta

デジタル大辞泉 「タッター」の意味・読み・例文・類語

タッター(Thatta)

パキスタン南東部、シンド州古都カラチ北東約110キロメートルインダス川デルタ地帯に位置する。インダス川の流路が変わるまで水運拠点として栄え、ムガル帝国第5代皇帝シャー=ジャハーンによるシャージャハーンモスクをはじめ、14世紀から16世紀にかけて、90ものイスラム寺院が建造された。また、近郊マクリの丘には数十万から百万におよぶ墓が残っている。1981年に「タッターの文化財」の名称で世界遺産(文化遺産)に登録された。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android