三井三千風(読み)みついみちかぜ

精選版 日本国語大辞典 「三井三千風」の意味・読み・例文・類語

みつい‐みちかぜ【三井三千風】

  1. 江戸前期の俳人三井本姓大淀自称伊勢の人。商家の出であったが、若くして俳諧に志し、三一歳の時剃髪。一〇年後仙台で一日独吟三千句を成就し、西鶴賞賛を得て三千風と号した。のち七年間にわたる全国行脚を試み、「日本行脚文集」を著わす。元祿八年(一六九五西行の遺跡大磯鴫立庵を再興した。著「法語三人物語」「倭漢田鳥集」。寛永一六~宝永四年(一六三九‐一七〇七

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android