上糠田村(読み)かみぬかだむら

日本歴史地名大系 「上糠田村」の解説

上糠田村
かみぬかだむら

[現在地名]月舘糠田ぬかだ

御代田みよだ村の南西女神めがみ山の北東麓に位置し、西は上小国かみおぐに(現霊山町)。女神山を水源とする糠田川が北東流する。同川沿いを二本松方面と結ぶ街道が走り、集落が形成されている。「伊達天正日記」のうち天正一七年(一五八九)四月二一日の野臥日記にみえる「川くたり」のうちと推定される。文禄三年(一五九四)の蒲生領高目録では高八八六石余。近世初期の邑鑑によると免四ツ四分、家数九四(役家三三、肝煎・小走四、寺・山伏・禰宜・行人・脇家五七)、人数二二四、役木として桑・柿と楮少しがある。米沢藩領時代の古高二千一二二石余、幕府検地による新高一千三八九石余(古高新高帳)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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