値が成る(読み)ねがなる

精選版 日本国語大辞典 「値が成る」の意味・読み・例文・類語

ね【値】 が=成(な)る[=できる]

  1. 値段が決まる。売手買手との間で、価格の話合いがつく。
    1. [初出の実例]「直(ネ)がなったらば、明日屋敷から、金子持参致させう」(出典:浄瑠璃・夏祭浪花鑑(1745)四)
  2. 話がまとまる。衆議一決する。
    1. [初出の実例]「承知か承知か。ト宮路うなづく サア、値(ネ)がなったといふものだ」(出典:歌舞伎阿国御前化粧鏡(1809)大詰)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android