切手御門(読み)きってごもん

精選版 日本国語大辞典 「切手御門」の意味・読み・例文・類語

きって‐ごもん【切手御門】

  1. 江戸城門一つ大奥に通ずる重要な門で、切手番所が設けられ、切手番頭以下の役人が通行者の切手を改めた。裏門。裏門切手御門。
    1. [初出の実例]「切手御門之儀、申刻以後者不出入」(出典徳川禁令考‐前集・第三・巻二一・万治二年(1659)九月五日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の切手御門の言及

【切手】より

…通行証としての用例は江戸城門の名にも見られる。大奥に通ずる切手御門(きつてごもん)がそれで,ここには切手番所が置かれ,切手番頭(ばんがしら)以下が出入りの者の監視にあたった。商品券としての切手では,そばや菓子のものがよく知られている。…

※「切手御門」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android