反子船(読み)そりこぶね

精選版 日本国語大辞典 「反子船」の意味・読み・例文・類語

そり‐こぶね【反子船】

  1. 〘 名詞 〙 島根県中海(なかのうみ)を中心に用いられる丸木造りの漁船一種で、船底が丸く湾曲していて揺れやすい船。船首に波よけの、オラボとも呼ばれる面板(つらいた)が立っているために高くそりかえった姿にみえる。長さは二一尺くらい(約六メートル)、幅三尺三、四寸(約一メートル)。そりこ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android