坂合部稲積(読み)さかいべの いなつみ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「坂合部稲積」の解説

坂合部稲積 さかいべの-いなつみ

?-? 飛鳥(あすか)時代官吏
斉明天皇5年(659)遣唐使にくわわり,途中東シナ海で遭難大使坂合部石布(いわしき)をはじめおおくの者は漂着した島で住民に殺されたが,稲積らは島民の船をぬすみ脱出して中国本土につき,役人により洛陽におくられたという。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android