大琳寺村(読み)だいりんじむら

日本歴史地名大系 「大琳寺村」の解説

大琳寺村
だいりんじむら

[現在地名]菊池市大琳寺

西寺にしでら村の東にあり、隈府わいふ町に北接する。東は正観寺しようかんじ村に接する。隈府町高札辻より約九町。建武三年(一三三六)五月二〇日佐竹重義らが菊池に侵入して「大林寺」を攻めたとき、一時菊池武敏らは山間にのがれた(年未詳「小代光信軍忠状」詫摩文書)。天文一九年(一五五〇)八月二三日の大友義鎮寄進地目録(大友家文書録)に「菊池郡之内 一所 大林寺 五町」とみえる。慶長九年(一六〇四)九月の検地帳に「畠長屋敷高三十六町七反七畝十五分、分米二百四十石六斗八升八合」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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