安部 元喜(読み)アベ モトキ

20世紀日本人名事典 「安部 元喜」の解説

安部 元喜
アベ モトキ

大正・昭和期の新聞経営者 日本新聞インキ会長;日本新聞協会初代工務委員長。



生年
明治34(1901)年2月19日

没年
昭和46(1971)年3月27日

出生地
大分市

学歴〔年〕
己斐中学〔大正7年〕卒

経歴
大正11年大阪毎日新聞社に入り、印刷部長、東京、大阪各印刷局長、常務取締役を務めた。戦後、日本新聞協会初代工務委員長となり、15段制活字を制定、全自動モノタイプの実用化、多色刷輪転機ハマダコンソール誕生の基礎固めをした。昭和23年には日本新聞インキを創立、代表取締役となった。後会長。また大毎オリオンズ社長としてプロ野球の発展にも尽くした。著書に「新聞工場労務管理」「労務管理史」「労務管理実践論」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「安部 元喜」の解説

安部元喜 あべ-もとき

1901-1971 大正-昭和時代の新聞人。
明治34年2月19日生まれ。大正11年大阪毎日新聞(のちの毎日新聞)に入社,印刷局長などをへて,昭和31年常務。この間日本新聞協会初代工務委員長として15段制活字の制定,全自動モノタイプの実用化などにつくした。32年プロ野球毎日(のち大毎)オリオンズ社長。昭和46年3月27日死去。70歳。大分県出身。広島県広友中学(のち己斐(こい)中学)卒。著作に「新聞工場労務管理」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例