定在波法(読み)ていざいはほう(英語表記)standing wave method

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「定在波法」の意味・わかりやすい解説

定在波法
ていざいはほう
standing wave method

定常波法ともいう。定在波を利用して,おもにマイクロ波回路の負荷インピーダンス,消費電力波長,そのほか音波の吸収率などの測定に用いられる。波の進行波反射波との間の干渉で生じる定在波の振幅最大値最小値との比である定在波比ρを測定し,反射波の反射係数 γ=(ρ-1)/(ρ+1) を得て,これを利用したりする。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android