宮古路加賀太夫(2代)(読み)みやこじ かがたゆう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「宮古路加賀太夫(2代)」の解説

宮古路加賀太夫(2代) みやこじ-かがたゆう

?-? 江戸時代中期の浄瑠璃(じょうるり)太夫
宮古路節初代加賀太夫(初代富士松薩摩掾(さつまのじょう))の門人で,師のワキ語りをつとめた。師の改名にともない一時富士松姓にあらためたが,宝暦2年(1752)ごろ2代を襲名初名は宮古路佐賀太夫。

宮古路加賀太夫(初代) みやこじ-かがたゆう

富士松薩摩掾(ふじまつ-さつまのじょう)(初代)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の宮古路加賀太夫(2代)の言及

【新内節】より

…それ以前の同系統の富士松,鶴賀,豊島らの節も含み,また後年富士松魯中(ろちゆう)の称した富士松浄瑠璃も,現在では新内節に含めている。
[歴史]
 享保(1716‐36)の末ごろ,上方から江戸に下った宮古路豊後掾(みやこじぶんごのじよう)にしたがった宮古路加賀太夫は,1745年(延享2)に師家を去って独立,富士松薩摩(翌年富士松薩摩掾を受領)と名のり52年(宝暦2)まで劇場に出演し,57年に没した。この富士松家は3代目で中絶した。…

※「宮古路加賀太夫(2代)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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