山富村(読み)やまとみむら

日本歴史地名大系 「山富村」の解説

山富村
やまとみむら

[現在地名]夢前町山富

玉田たまだ村の北、夢前川中流域に位置し、書写山(現姫路市)参詣置塩おしお口にあたる。東は神西じんさい須加院すかいん(現香寺町)。「建内記」文安四年(一四四七)二月一六日条に山富保とみえ、この日万里小路時房と梶井門跡側近の常楽院永雅との懇談のなかで、永雅は近江国金次かなつぎ(現滋賀県長浜市)と山富保について「いまは隔年元ハ三ケ年也被懸催御門跡領、去年御免事可被申歟之由存之処、無其儀」と述べている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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