常盤新田村(読み)ときわしんでんむら

日本歴史地名大系 「常盤新田村」の解説

常盤新田村
ときわしんでんむら

[現在地名]小松島市赤石町あかいしちよう

大林おおはやし村の北に位置する。近世那賀なか郡のうちで、明和三年(一七六六)豊浦とようら浜の地内に常盤新田が開かれたと伝える。江戸時代の史料所見が少ないが、郷帳類では大林村あるいは豊浦浜村に含まれていたと考えられる。ただし嘉永五年(一八五二)の捨子之儀付取究覚書(栗本家文書)に常盤・和田津わだつなどの各新田名主共方へと記されるので、この頃までには独立に村政を行うようになったのであろう。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android