御難の餠(読み)ごなんのもち

精選版 日本国語大辞典 「御難の餠」の意味・読み・例文・類語

ごなん【御難】 の 餠(もち)

  1. ( 文永八年(一二七一)九月一二日、相模国龍の口で処刑されそうになった日蓮に、刑場への途次老婆が餠をさし出したという故事から ) 日蓮宗で、九月一二日に日蓮上人の像に供える餠。御難牡丹餠。御難餠。《 季語・秋 》 〔俳諧・誹諧通俗志(1716)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android