意必固我(読み)いひつこが

精選版 日本国語大辞典 「意必固我」の意味・読み・例文・類語

い‐ひつ‐こ‐が【意必固我】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「意」は主観的な恣意、「必」は無理おし、「固」は固執、「我」は自己中心の考えの意。「論語」の「子絶四、毋意、毋必、毋固、毋我」よりでた語 ) 聖人として、あるべきでない四種の心の状態
    1. [初出の実例]「聖人の心は艮背敵応(ごんはいてきよう)にして意必固我(イヒツコガ)の私なきによって」(出典翁問答(1650)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android