抜山 四郎(読み)ヌキヤマ シロウ

20世紀日本人名事典 「抜山 四郎」の解説

抜山 四郎
ヌキヤマ シロウ

大正・昭和期の機械工学者 東北大名誉教授;トヨタ自動車顧問;高砂熱学顧問。



生年
明治29(1896)年3月15日

没年
昭和58(1983)年7月2日

出生地
東京都

学歴〔年〕
東大機械工学科〔大正9年〕卒

学位〔年〕
工学博士

主な受賞名〔年〕
マックス・ヤコブ賞(昭43年度),勲二等瑞宝章〔昭和44年〕

経歴
昭和15年に東北大教授。34年に同大名誉教授。43年度には伝熱工学界のノーベル賞と言われるマックス・ヤコブ賞を日本人として初めて受賞した。抜山映子参院議員(兵庫選挙区)の義父

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「抜山 四郎」の解説

抜山四郎 ぬきやま-しろう

1896-1983 大正-昭和時代の機械工学者。
明治29年3月15日生まれ。抜山平一の弟。大正15年東北帝大教授となる。ボイラーなどに関係する沸騰(ふっとう)の研究で知られ,昭和38年日本伝熱研究会会長。43年熱工学分野のノーベル賞といわれるマックス-ヤコブ賞を受賞した。昭和58年7月2日死去。87歳。東京出身。東京帝大卒。著作に「冷えた湯たんぽ」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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