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湯たんぽ ゆたんぽ warming pan

翻訳|warming pan

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世界大百科事典 第2版の解説

ゆたんぽ【湯たんぽ warming pan】

中に湯を入れ,寝床などに入れて身体を温めるのに用いる道具。〈たんぽ〉の語は〈湯婆〉の唐音から転用されたものといわれる。古くから身近で簡便な方法として広く人々に用いられてきている温罨法(おんあんぽう)の一つである。 湯たんぽは,熱源である湯が容易に手に入るものであることから,だれでもが,どこでも用いることができる,湯がさめるまでの間,徐々に熱を放射して作用するという緩やかな効果があるなどの長所をもつが,温度の調節を随時できないという短所もある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

湯たんぽ
ゆたんぽ

容器に入れた湯の熱を利用して身体を温める保温用具。湯が冷めていく間に徐々に熱を放射するので、他の保温用具に比べて極端に熱くなく、感触も柔らかい点に特色がある。熱傷に注意すれば、臭気やガス発生、漏電の危険もないので、病人や老人、子供には安全である。しかし、携帯用には不便なので、もっぱら寝床の中で用いられる。また、治療目的で身体の一部に直接使用されることもある。容器は金属、陶器、プラスチック、ゴム製があり、大きさは約2リットル入りのものが一般化している。金属製や陶器製の表面には、波形の凸凹が設けてあるが、これは熱の放射をよくするとともに、熱による膨張・収縮に備えるためである。プラスチック製で二重構造のものは、表面が極端に熱くならないので、乳児の寝床を暖かくするのに適している。ゴム製のものは、ゴムの性質上、身体の一部に直接使用する場合に適している。中に入れる湯の温度は、金属製、陶器製では60~70℃、ゴム製では60℃以下、プラスチック製で二重構造のものは100℃の湯を入れてもよいが、使用目的や使用者の状態に応じて安全を考えた温度にするとよい。湯の量は、容器の3分の2程度とする。湯を入れすぎると、湯熱のため、中の空気が膨張して湯漏れをおこす危険があるからである。使用に際しては、湯漏れしないよう栓をよく締め、10センチメートル以上は身体から離して置く。湯たんぽによる熱傷は、身体組織の深部まで達することが多く、治癒しにくいのでとくに注意が必要である。[山根信子]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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