有壁宿(読み)ありかべしゆく

日本歴史地名大系 「有壁宿」の解説

有壁宿
ありかべしゆく

[現在地名]金成町有馬 有壁

奥州街道の宿駅で、南の金成宿より一関いちのせき宿(現岩手県一関市)に継立てた。有壁町と称し、元和五年(一六一九)に取立てられ、寛文七年(一六六七)にはしん町が増設された。「有壁村安永風土記」によれば、町住居の家数七四で、馬九〇。町並の長さは五町四間で、金成町へは二里六町余で本荷九〇文・軽尻六〇文、沢辺さわべ宿へは二里二四町で本荷一一〇文・軽尻七三文、一関宿へは二里三町であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android