有壁(読み)ありかべ

精選版 日本国語大辞典 「有壁」の意味・読み・例文・類語

ありかべ【有壁】

  1. 宮城県北東部、栗原市地名岩手県との境にあり、奥州街道宿場町として栄えた。江戸時代本陣跡(国史跡)がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「有壁」の意味・わかりやすい解説

有壁
ありかべ

宮城県北部、栗原市(くりはらし)金成(かんなり)にある旧宿場町。JR東北本線有壁駅がある。奥州街道有壁宿は1619年(元和5)に馬継宿場としてつくられ、その後本陣が置かれた。現存する本陣の建物は1744年(延享1)以降に再建されたもので、国の史跡に指定されている。御成(おなり)門を入ると、車寄せから上段の間(書院造)へと続く。関札も64枚残っている。

[青柳光太郎]


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「有壁」の意味・わかりやすい解説

有壁
ありかべ

宮城県北部,栗原市北東端の集落。かつて陸羽街道 (→奥州街道 ) の宿場町で,本陣の遺構がよく保存されている。岩手県境に続く丘陵地帯の間の有馬川沿いにある。

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世界大百科事典(旧版)内の有壁の言及

【金成[町]】より

…三迫(さんはさま)川が一迫(いちはさま)川と合流する付近に位置し,北部は丘陵,南部は三迫川流域の低地となる。沢辺,金成,有壁には江戸時代,陸羽街道の宿駅がおかれた。江戸前期に板倉堰が開削されて新田開発が進み,金成耕土として知られる良質米の産地となった。…

※「有壁」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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