木南切村(読み)きなぎりむら

日本歴史地名大系 「木南切村」の解説

木南切村
きなぎりむら

[現在地名]清川村平石ひらいし

柏野かしわの村の西、奥岳おくだけ川北岸にある。正保郷帳に村名がみえ、田高二一石余・畑高三六石余、宇田枝うたえだ郷に属し、柴山有と注記される。旧高旧領取調帳では高三八石余。安永七年(一七七八)には日小田組に属した(大庄屋・小庄屋・横目一覧「農民一揆」所収)。当村の古田氏は岡藩主中川氏豊後入封の際の従者で、のち民間に居住することを願出て許された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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