板下村(読み)いたおろしむら

日本歴史地名大系 「板下村」の解説

板下村
いたおろしむら

[現在地名]金山町中川なかがわ

大石おおし村の北九町三〇間にあり、只見ただみ川河畔に立地する船渡場の村で、宮崎みやざき村の小名荻付おぎつくとともに筏師の宿として繁栄した舟運基地。村名もこれに由来する。近世初頭まで宮崎村と一村をなし、文禄三年(一五九四)の蒲生領高目録では宮崎村に含まれて記される。「会津風土記」に板下とある。文化一五年(一八一八)の南山御蔵入領組村高帳に高二一八石余とある。化政期の家数二四(新編会津風土記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報