柴山 兼四郎(読み)シバヤマ カネシロウ

20世紀日本人名事典 「柴山 兼四郎」の解説

柴山 兼四郎
シバヤマ カネシロウ

大正・昭和期の陸軍中将



生年
明治22(1889)年5月1日

没年
昭和31(1956)年1月23日

出生地
茨城県

学歴〔年〕
陸士(第24期)〔大正1年〕卒,陸大〔大正11年〕卒

経歴
大正13年参謀本部員、昭和3年中国の張学良顧問補佐官となり、満州事変の計画に参加。中国公使館付武官補佐官を経て、12年陸軍省軍務課長、天津機関長、漢口特務部長となり、日中戦争中は裏工作従事。16年中将、第26師団長、汪政権軍事顧問、陸軍次官兼兵站総監を務めた。戦後戦犯に指名されたが、26年仮釈放され、軍人恩給全国連合会会長となった。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「柴山 兼四郎」の解説

柴山兼四郎 しばやま-かねしろう

1889-1956 大正-昭和時代の軍人。
明治22年5月1日生まれ。参謀本部支那課にはいり,張学良の顧問補佐官などをへて,昭和12年陸軍省軍務課長となり,日中戦争拡大防止につくす。天津機関長,漢口特務部長を歴任し,16年中将。のち第二十六師団長,南京政府軍事顧問,陸軍次官兼兵站(へいたん)総監。敗戦後,戦犯に指名されたが,26年仮釈放。軍人恩給全国連合会会長をつとめた。昭和31年1月23日死去。66歳。茨城県出身。陸軍大学校卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「柴山 兼四郎」の解説

柴山 兼四郎 (しばやま かねしろう)

生年月日:1889年5月1日
大正時代;昭和時代の陸軍軍人。陸軍中将
1956年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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