楊津郷(読み)やないづごう

日本歴史地名大系 「楊津郷」の解説

楊津郷
やないづごう

和名抄」所載の郷。同書高山寺本に「夜奈以都」、東急本に「也奈以豆」の訓がある。郷域について「摂津志」は木津きづ対津たいづ二村を遺称地とし、「日本地理志料」は柏原かしはら西畑にしはたしま杉生すぎお鎌倉かまくら仁頂寺にじようじ清水しみず篠尾ささお林田はやした栃原とちはら木間生こもお木津(以上現猪名川町)の一二邑からなる六瀬むつせ谷と、布木ふき田中たなか十倉とくら坂井さかい(酒井)片子かたこ(片古)しも末吉すえよし河原かわら(現三田市)の八邑からなる高平たかひら(明治二九年から有馬郡)にあてる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android