泣弁慶(読み)なきべんけい

精選版 日本国語大辞典 「泣弁慶」の意味・読み・例文・類語

なき‐べんけい【泣弁慶】

  1. 〘 名詞 〙 相手が根負けしてしまうほど泣いて、自分要求をとおすこと。また、その人。涙弁慶
    1. [初出の実例]「なき弁慶の信田妻〈略〉其身は父計。母はさられていなれたで、なき弁慶と申也」(出典:浄瑠璃・仮名手本忠臣蔵(1748)一〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android