田中貞吉(読み)たなか ていきち

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「田中貞吉」の解説

田中貞吉 たなか-ていきち

1857-1905 明治時代の海外植民事業家。
安政4年生まれ。周防(すおう)(山口県)岩国藩士の子。明治5年吉川重吉(きっかわ-ちょうきち)にしたがいアメリカに留学。東京郵便電信学校長,台湾総督府郵便部長などをつとめたのち,海外植民事業を計画して南米各地を探検。32年の森岡商会によるペルー移民,38年の東洋汽船による南米航路開始の道をひらいた。明治38年12月9日死去。49歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android