痴絵(読み)オコエ

デジタル大辞泉 「痴絵」の意味・読み・例文・類語

おこ‐え〔をこヱ〕【痴絵/××滸絵】

滑稽こっけいあるいは風刺目的とした絵。戯画

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「痴絵」の意味・読み・例文・類語

おこ‐えをこヱ【痴絵・烏滸絵】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ふざけて書いた絵。簡潔な筆づかいで風刺的にえがいたもの。漫画。戯画。ざれ絵。鳥羽絵
    1. [初出の実例]「只世に並无き嗚呼絵(をこゑ)の上手と云ふ名を立て」(出典今昔物語集(1120頃か)二八)
  3. 春画をいう俗語。かがみ絵。まくら絵。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android