稗蒔(読み)ひえまき

精選版 日本国語大辞典 「稗蒔」の意味・読み・例文・類語

ひえ‐まき【稗蒔】

  1. 〘 名詞 〙 水盤などの中に水を含んだ綿を置き、稗や粟の種子をまいて発芽させ、その芽の緑を観賞する盆栽絹糸草。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「もしもし大屋さん、稗蒔(ヒヘマキ)はいりませぬか」(出典咄本・無事志有意(1798)孝行)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android