絹糸草(読み)キヌイトソウ

デジタル大辞泉 「絹糸草」の意味・読み・例文・類語

きぬいと‐そう〔‐サウ〕【絹糸草】

チモシー種子水盤脱脂綿の上に多くまいて発芽させたもの。その絹糸のように細い緑を観賞する。 夏》稗蒔ひえま

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精選版 日本国語大辞典 「絹糸草」の意味・読み・例文・類語

きぬいと‐そう‥サウ【絹糸草】

  1. 〘 名詞 〙 水盤などに脱脂綿を一面に敷き、水を浸し、粟(あわ)、稗(ひえ)などの種子をたくさんまいて発芽させ、その芽の緑色を観賞するもの。ひえまき。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「柳の下にしなやかに繊細(かぼそ)く涼し気な絹絲草の鉢を売る露店」(出典生々流転(1939)〈岡本かの子〉)

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